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zoom RSS 近況及び路地の子の話など

<<   作成日時 : 2017/07/13 11:19   >>

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ブログの更新が遅れてしまいました。いつも見ていただいている方には申し訳ありませんでした。

最近までカナダ・ブログと二つ掛け持ちしていたこと、時事的にはお知らせはツイッターを使っていることもあって、なかなか更新が出来ない状況でしたが、身辺がちょっと落ち着きましたので、今後ともこのブログをどうかよろしくお願いいたします。

新刊『路地の子』ですが、おかげさまで好評です。今のところ3刷1万部で、増刷分が今日くらいから出回るそうです。

そろそろ発売一カ月になるので、書評もいろいろと出始めました。書評部分だけでもここで紹介したいのですが、該当ページだけ紹介する無理なので(他のサイトなどではよくやってますが、本当はダメだそうです)、またネットで読めるようになったらお知らせしますね。

著者インタビューも少しずつ入ってきているので、嬉しいことです。また掲載など決まりましたら、お知らせしますね。

ところで、実はカナダ本と路地の子を書いているとき、減薬療法をしていまして、昨年暮れから段階的に薬を減らしていたのです。6年にわたる投薬で、典型的な多剤多用になってしまっていたので、思い切って病院を変えて減薬していったのです。きっかけはカナダ渡航で、これを機会に薬を減らせるのではないかと思ったのです。

ただし、減薬したものの、その影響は3カ月ほど残り、執筆中はちょうど最悪でした。離脱症状に苦しめられましたが、なんとかそれを乗り切り、現在は医師の指導のもと2種類まで減らすことができました(最高で8種類のんでいた)。今はさらに減薬中です。ただ、この仕事をしている限り、全ての薬を止めるのは難しいかもしれません。この減薬の方法と実践については、またどこかでレポート出しますね。

少し元気になってきたので、他の作家さんなどのトークイベントをいろいろ見てみたいなと思い、とりあえず近くの町田文学館でやっていた出版関係のイベントにもお客さんとして参加してみたのですが、なんと5分で出てきてしまいました。

これは演者が悪いのではなく、トーク自体は最初から笑いが起こっていて、シーンとした中でいつも話しているぼくとはえらい違いでありました。問題はぼくにあり、ぼくは学校では落ちこぼれで、授業のように、大勢で一方的な話を聞く(講演とか)とかが苦手なのをすっかり忘れておりました。

自分が話す分には退屈しないのでいいのですが、ただ聞いているだけでなく、大勢の一人として聞いていると、静かにしていなければならないので、苦痛なんですね。観劇、クラシックなどのコンサートはちょっと特殊な状況なので大丈夫なんですけど、トークイベントは授業を思い出してしまって、あまり迷惑にならないうちにと思い、早々に退出したというわけです。早々に退出も、とても失礼な話ではありますが。。。


ところで『路地の子』ですが、物書きとしては自信作というか、もうこれ以上のものは書けませんよという状態ではありましたが、ここのところ出す本が売れていなかったこともあり、この本が売れてくれるとは全く思っていませんでした。

ところが出す前から反響があり、おかしいなーと思っていたら、あっという間にAmazonでは品切れで、現在も20日の入荷までは品切れ状態です。都市部の大手書店にはまだ出ていると思いますので、ぜひこの機会に書店に出かけてみてくださいね。中規模以下の書店には置いていないので、ご注意ください。大阪では中規模の書店さんでも置いてあるそうですが。

しかし、こういうことはよくあることで、増刷分ができた頃には新刊の時期が過ぎていて、売れなくなったということもママあるので、まだまだ油断はできませんね。増刷したといっても初版が少ないからなので、そう自慢できる話でもないのです。

まあ、それはともかく、とりあえず前反応がいいなー、おかしいなーとおもっていのですが、発売10日ほどで増刷が決まり、ああこれはちょっと売れてくれているなと思った次第です。ちょっと派手ではありますが、所詮はただの一地方の肉屋の話ですからね。相変わらずタブー満載だし。ハイリスク・ノーリターンな本ですから、出してくれた新潮社には感謝しています。

それとこんな本に表紙に写真を提供してくださった、写真家の本橋成一さんにも感謝しきれません。本橋さんのような名写真家に、うちの父親が撮られていたというのは、まったくの偶然ではありますが、運命的なものを感じざるを得ませんでした。

懸念していた「あとがき」も評判よく、これは意外でした。あとがきは実は8回も書き直しをしていて、自分としては出来が悪く、最終的には担当氏に「本に入れるクオリティに達していないから、あとがきは無しでいってもらえませんか」と懇願したほどです。「会って話しましょう」と担当氏から説得されて入れることになりましたが、「自分で出来が悪いと、読者にとっても読みにくい」と経験則で思っていたので、読者の方々には意外に好意的に読んでもらえたみたいで幸いでした。

ぼくは冒頭よりもラストを重視する書き手のようで(もちろん冒頭部が最重要なのには変わりないのですが)、ラストが決まらないと放り出すクセがあって、これはもう駄作だと決めつけていました。作品の質には大体自信をもっているのですが、それが読む方の感性と合うは別問題ですし、商業ルポライターの端くれとしては「売れない=駄作」と決めつけていたものですから、少しでも出てくれて安堵しました。

同世代、またはその上のノンフィクション・ライターが次々に転職・バイトを始めるようなご時世ですから、ぼくのような古いタイプの物書きはそのうち置いて行かれるかもしれませんが、もう少し書いてもいいのかもと思いました。読者の方には感謝してもしきれません。

出かける時間になったので、このあたりで今日は終わりたいと思いますが、またできるだけ更新していきますので、時々のぞいてみてくださいね。まったくの一人でやっておりますので、皆さんの応援だけがやりがいになっています。不器用な自分ですが、今後ともどうかよろしくお願いいたします。



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