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全身ノンフィクション作家

プロフィール

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全身ノンフィクション作家
ブログ紹介
上原善広・1973年大阪府出身、東京都在住。大阪体育大学卒業後ノンフィクションの取材・執筆を始める。2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年第18回『雑誌ジャーナリズム賞』大賞受賞。ツイッターは「上原善広」で検索。

・新刊のお知らせ
異貌の人びと―日常に隠された被差別を巡る』
(海外ルポ短編集)
河出書房新社2012年4月20日発売

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『風俗店ここだけの話 』(文庫ぎんが堂)

2012/05/23 00:00
一晩で読んでしまう本には巡り合えたとき、嬉しくて分けて読むことがあります。

『風俗店ここだけの話 』(文庫ぎんが堂)はそういう本です。『お客さん、こういうとこ初めて?』という講談社から出ていた本の文庫化ですが、現在は週刊誌記者をしている赤澤氏の半生記にもなっています。

もともとエリート一家に育ち、一流高校から慶応大を出た赤澤氏。ですが、銀行員になったあと、ドロップアウトして夜の世界へ。その明瞭な頭脳にいかれた感性で夜の世界を彷徨していた頃のことを書いたのが、本書です。その後、彼はダンプの運転手などをへて、42歳で週刊誌記者になり現在にいたっています。

売りたい編集サイドの意向なのでしょうが、面白い内容なのに、つまらないタイトルをつけたものです。これだとただの風俗店の裏話みたい。内容が素晴らしいだけに非常に残念なことです。赤澤氏は直接知っている仲ですが、知り合う前から読んでいたので、本人だと知ったときは驚いたものです。まだ読んでいない人はぜひ。元銀行員なので経済方面に詳しい赤澤氏らしい筆致も読ませます。



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『女殺油地獄』

2012/05/21 00:00
今日は早起きして仕事をした後、急遽、午前中から歌舞伎を見に行ってきました。

愛之介と獅童という、あまり気乗りしない配役だったのと、六月歌舞伎では中車(香川照之)の襲名披露を控えていたので今月は行かないつもりだったのですが、どうしても「女殺油地獄」が見たくなり、当日券を見てみると、ちょうど真ん中の通路側という絶好の席が空いていたので、ついつい出かけてしまいました。

一つ目の「西郷と豚姫」は現代?劇で、あまりにつまらなくて寝てしまいましたが、二つ目の「紅葉狩」は文楽でも見ていた大道の好きな演目だったこともあり、素晴らしい出来栄えでした。獅童の平維茂と、愛之介の山神が好かったです。この時点で昨日のトークイベントの疲れもあり、かなり観劇するのがつらい精神状況に陥っていたのですが、「女殺油地獄」は見たことがなかったので、頑張りました。

親の愛情をうけて育った放蕩息子が、ついにははした金のために油屋の若女将を惨殺してしまうという単純なストーリーながら、「さすが近松門左衛門だ」と、さまざまなヒントを得ることができて満足。舞台の出来も好かったと思うのですが、ついつい構成と演出のことばかり注意して見ていたので、実はあまり演技とか見ていませんでした。しかし、何となく気になっていたので、やはり見に出かけて良かったです。

歌舞伎はあまり個人的には好みではないと自覚しつつありますが、やはり勉強になることがたくさんあるので、時々は見たいと思います。


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西村さんとのトークイベント

2012/05/21 00:00
おかげさまで、盛況のうちになんとか終えました。

ただイベントについてはちょっといろいろ反省点もあるので、
これからの課題にしたいと思います。

イベントが終わった後、呑みすぎたので今日は少し休みます。



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ウィンザーの陽気な女房たち

2012/05/19 00:00
先日はまたまた仕事をさぼって、ウィーンフォルクスオーパーのオペラ『ウィンザーの陽気な女房たち』を見て来ました。

筋書きはぼく好みではありませんでしたが(なにしろ太った主人公が人妻にとっちめられる話ですから)、素晴らしい演奏と歌でした。ただ先日も観客のマナーが悪いなーと思っていたのですが、どうも関西方面からの客が多いらしく、あちこちから大阪弁が聞こえていました。関西方面からのツアーでもあったのでしょうか。

今日は取材の合間にイェルク・デームスのコンサート。連日の東京文化会館通いです。84歳のピアニストでしたが、終演後にサイン会までしていました。ちょっと想像を絶する世界ですね。知らない作曲家の曲も演奏していたので、それなりに勉強になりました。

それにしても、午後六時半から始まるオペラは、夕食が取りづらいですね。開演前に上野のスペイン・パルでしこたまカバ(スパークリングワイン)をのみすぎたので、幕間ではシャンパンが呑めないくらい酔っぱらってしまい、終演後に予定していたイタリアン・レストランに行けず、ラーメンで〆てしまいました。次回、この時間帯のときは、呑むのをセーブしたいと思います。



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彼女募集結果とウィーンフォルクスオーパー「こうもり」

2012/05/15 00:00
彼女を募集していたのですが、
一通だけきた方と先日、お会いしてきました。

とてもかわいらしい方で良かったのですが、
これから発展していくのか、わからないところですね。
とりあえず食事して、いろいろと話してみたいと思います。

それと昨日、仕事をさぼって東京文化会館へ、
ウィーンフォルクスオーパーのオペレッタ「こうもり」を見て来ました。
チケットが高額ということもあるのか、観客はかなり高齢者率が高かったです。

しかし内容については、ぼくはイマイチ。
伝統的なのはわかりますが、ジョークも吉本新喜劇みたいのベタ。
舞台が狭いのもあるかもしれませんが、ダンスもイマイチ。
やはり正統派ということなのでしょうか、全体的に古臭い感じがしました。

フォルクスオーパーは3公演とも予約しているので、
次回に期待したいと思います。

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『被差別の食卓』韓国版

2012/05/11 00:00
デビュー作『被差別の食卓』の韓国語版が4/10に発売されたそうです。

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韓国版では単行本で、シンプルな作りになっています。
韓国では取材でお世話になった方々が多いので、嬉しいですね。




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能「海人」

2012/05/10 00:00
昨日はふと思い立って、予定してなかったのですが国立能楽堂へ久しぶりの能を見に行きました。

ほぼ満席なのに席があってよかったのですが、体調がよくなかったので、どうかなと思ったのですが、体調のせいなのか演目のせいなのか、まったく楽しめずに終わりました。恐らく演目のせいだなと思ったのですが、やはり男女の情念とか、物狂いものなどがぼくの好みのようです。あとはちょっと寂しさが出てるものとか。

あまりにも眠くて、うとうとしながら見ていたので、よっぽど途中で退席しようかと思ったのですが、やはり入場料を払っているので、何とか貧乏根性から最後まで見てしまいました。ケチはダメですね。

今月はオペラ、ピアノリサイタルなど観劇やコンサートをたくさん入れているので、無理せずにマイペースで見たいと思います。仕事もしないとダメだし。



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失恋

2012/05/09 00:00
先日、また失恋してしまいました。

理由は、相手の女性が以前から付き合いのあった不倫相手を自宅に泊まらせていたのが原因です。その妻子持ちの男とは別れたと言っていたのですが、相手の男性が関係修復をせまり、女性が抗しきれなかったということのようです。以前ならべつに二股かけられてもぼくは良かったのですが、仕事に専念したいのでプライベートはできるだけ安定させたいのです。

それにしても、どうしてこうも、もてないのでしょうかね。プライベートではべつに狂ってるわけではなく、どちらかというと他の男性陣に比べてもやさしい方だと自負しているのですが。。。今度、「彼女募集」で一通だけメールをくれた女性とお会いするので、またここで報告しますね。




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狂気のノンフィクション

2012/05/07 00:00
ぼくの体調を心配してくださる方々が多く、心配していただいて感謝です。

そこで思うのですが、ぼくが病んでいるのかどうか、ぼくには根本的に疑問があります。ちょっとしたことでも「うつ病です」と診断されるようになった医学的には、確かにぼくは「躁鬱を病んでいる」のでしょうね。しかし、もともとぼくの作風からもわかると思うのですが、ノンフィクションにおいて正常と狂気とを行き来するのが、ぼく自身の書き方だと思っています。

ですから一般常識的に「病んでいる」という表現が的を得ているのか、ぼくにはちょっと疑問なんですね。逆にいえば「病んでいるから書けるんだ」ということになるでしょうか。限りなく狂気に近づきながら、正常をたもっている。自分のことを書くのも、ぼくにとっては自傷行為のようなものですから、それが「狂っている」「病んでいる」と言われればそうかもしれません。しかしそれをノンフィクションに昇華している以上、ぼくはぼくなりのスタイルで書けていると思っています。

ですからご心配は無用です。
病んでいる、狂っているのがぼくの作風なんです。


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フルートを買いにいってきた。

2012/05/04 00:00
二日間で大阪、奈良とまわって、帰りの新幹線でこれを書いています。

ところで最近、ぼくの回りがにわかに「管楽器」づいているのです。管楽器が何かわからない方のために説明しますが(実はぼくもここ数日でこの言葉を覚えました)、ようは吹いて鳴らす楽器ですね。トランペットとか、ホルンとか。

発端は、まず昨年末にフルートの巨匠ジェームズ・ゴールウェイの自伝「黄金のフルートをもつ男」(時事通信社)を偶然、書店で見かけて買っていたのです。ぼくは弦楽器をしていたので、バイオリンやピアノは耳に馴染んでいますが、管楽器はまるで縁がなかったので、その方面にもちょっと噛んでおきたいなと思って購入したのです。それにそうした「巨匠の自伝」シリーズは大好きですからね。とくに芸術系の人の自伝は読んでいて楽しい。

そしたら年明けに、招待されてhataoというアイリッシュフルート奏者のコンサートに行ったのです。コンサート自体はとてもよかったのですが、どうもフルートが続くなと思ったのですね。そういえばゴールウェイもアイルランド人です。

すると先月、中学にあがったばかりの娘から「フルートは買えないか」と聞かれてちょっと驚いたのです。娘の通っている中学の吹奏楽部は、部活動にかなり力をいれているところなのですが、そこで新入部員としてフルート・パートを希望したいというのです。その代わり自分の家でフルートを買ってもらえるかどうかが、フルート・パートに付けるかどうかの基準になっているのだと言うのです。

これは結構、大きな選択です。ぼくもクラシックギターをしていたのでわかりますが、この年頃に覚えたものは忘れません。プロにならないまでも、ある意味、一生の趣味を決めるようなものです。そこで「もちろん買ってあげるよ」と言いましたが、なかなか安くない買い物でもあるので、とりあえず大阪に寄ったときに見に行く約束をしたのです。

その後、学校の吹奏楽部で抽選があり、無事フルート・パートに決まったというので、とりあえず東京を出るときに銀行にある現金をあるだけ下ろして、今日は所用のついでに大阪に寄って、管楽器の専門店「ドルチェ楽器」に娘と行ったのです。今日までのぼくの財布は札束でふくらんでました。逆にいえばそれくらいしか預金がないのですが。。。

お店でフルートの説明を聞いたのですが、とても面白かったです。まずフルートは銀の部分が多いほど値段も高くなって音が良くなり、ゴールウェイではないですが黄金のフルート、さらにプラチナ製のフルートまであるそうです。

娘はまだ初心者なので、初心者用をスタッフといろいろ相談してみたのですが、とりあえず10万円代が一つの基点になっていて、それ以下だと吹き口が銀とは違う金属なので、音がよくないのですね。

「そんなに違うものかな? 俺のような素人には同じに聴こえるのでは」と疑問だったのですが、ドレミファくらいは吹けるようになっている娘に試しに吹いてみてもらったところ、確かに8万円のと14万円のとでは、音の質感がぜんぜん違う。厚みがあるというか、スパークリング・ワインとシャンパンくらい違う。つまり同じように見えるのですが、味の厚みとこくが違うのですね。

それで学校割引もしてもらって14万円のフルートにしたのですが、とにかく「楽器というのは金額に上限がない」世界ですから、フルートの相場がわからないこともあって、久しぶりに緊張感のある買い物をしました。スタッフも「とりあえずこれで中学・高校まではじゅうぶんに通用します」と言っていましたが、確かにそれ以上になるとまた違う世界に入るなと思いました。楽器の世界は、本当に奥が深い。

そういうわけで、自分としてはせいぜいゴールウェイの自伝くらいしか意識して接触していないにも関わらず、なぜか管楽器がぼくのまわりにいっぱい集まっています。聴くほうも、しばらくは管楽器にはまりたいと思います。

店を出ると、ぼくはもう東京に戻らなければなりません。梅田の街中でしたが、別れる際、フルート・ケースを手にした中一の娘に、買ってあげたご褒美に頬にキスをしてもらいました。



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もてないです。

2012/05/03 00:00
ごく一部で大うけしている「彼女募集」ですが、
今のところ一通しかきていません。
あまりにももてないのでちょっと残念であります。

それはいいのですが、今日から大阪です。
所用があって向かっているのですが、
GWなどの移動は極力避けていたので、ひどい混雑で参りました。
でもまあ、久しぶりに心斎橋なんかも歩いてみたいと思います。




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彼女募集中です

2012/04/30 00:00
一人暮らしになって半年ですが、ここでごく私的な部分を安定させてさらに仕事に集中するため、彼女を募集したいと思います。基礎的な条件として、年齢は40代以下、東京近郊に住まわれている、といったところでしょうか。容姿はこれといった好みはないので会ってみないとわからないと思います。yosi96@hotmail.comへ、できるだけ詳しい自己紹介のプロフィールをつけていただけば、お返事いたします。それではお待ちしています。



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体調は悪いですが元気です

2012/04/25 00:00
退院後に、ナックルズ〆切一週間遅れで急いで書いたら体調崩してしまいました。しかし取材予定を入れていたので、そのまま福島・南相馬へ。たった一時間インタビューするだけですが、これだけ車の運転が大義だとは思いませんでした。

今日から『石の虚塔』の執筆を始めます。まだもう少し休みたいのですが、なんと〆切が今日なんですね。GWのために早めの〆切となっています。体調が悪いので、親しい方に自宅にきてもらえるよう、お願いしている状態です。本来なら一カ月の入院を3日で切り上げたのだから、仕方ないですが。

新刊『異貌の人びと』の裏話というか、いろいろなエピソードをまた更新していきますね。とりあえず原稿にかかります。

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5/20 西村賢太氏とのトークイベント

2012/04/21 00:00
5/20(日)、ぼくの新刊『異貌の人びと』発行を記念して、作家・西村賢太さんとトークイベントを行います。先着順で、チケットは早めになくなることが予想されるので、お早めにお買い求めください。詳細は以下の通りです。

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詳細
『異貌の人びと』(河出書房新社・税込1,680円)の刊行記念として著者・上原善広さんと作家・西村賢太さんとのトークイベントを開催致します。司会は実話ナックルズの久田将義さんです。イベント参加チケットは先着100名様に販売致します。イベント参加チケットご希望の方はリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにてお求め下さい。なお、参加チケットはなくなり次第販売を終了致します。

※イベント当日,ニコニコ動画の生中継が予定されております。ご了承下さい。

日時:5月20日(日) 午後4時30分〜
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ20番教室
チケット:税込1,000円
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

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遠方の方や都合の悪い方は、ニコ動での生中継を予定しているので、そちらでご覧くださいね。


その他、池袋リプロの告知HP http://www.libro.jp/news/archive/002549.php
河出書房の告知HP http://www.kawade.co.jp/np/event.html


ノンフィクションと小説の異種格闘技はもちろん、ナックルズ発行人でもあった久田将義氏が司会ということで、かなり刺激的なトークイベントになると思います。あまりに過激なトークイベントなので「果たして新刊イベントになるのか?」という疑問はなきにしもあらずですが、まあ新刊の方は皆さんに知っていただけたらと思っています。

差別や貧困はもちんろ、裏話から昨今の文芸事情にまで多岐にわたるトークを繰り広げたいと思いますので、参加ご希望の方は、冗談ではなく本当に早めにチケットとってくださいね(多分、すぐになくなってしまいます)。

当日はサイン会などもしたいと思っていますので、ぜひ皆さんにお会いするのを楽しみにしています。


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『異貌の人びと』

2012/04/19 00:00
明日には一応、新刊『異貌の人びと』(河出)が発売になります。

見本を手にしたのですが、自分で言うのもなんですが、とてもよい本だと思います。とくにパレスチナの章と、最終章はお薦めです。イラクの章は自分では自信作だったのですが、先に読んだ他の編集者から「あまり面白くない」と言われたので、「そうかな」と思ってしまったのであまり自信がありません。そう思うときはたいてい、面白くないものです。担当者もパレスチナ編が面白いと言ってくれましたので、こちらは自信があります。

自死が成功していれば、そう有名でないぼくでもこの本を「遺書」として多少なりとも売り上げに貢献できたと思うのですが、幸いなことに失敗したので、ベタ記事にもならず、残念ながらあまり売上には貢献できませんでした。ただ本のために来月20日頃、池袋リブロでささやかなトークイベントをしますので、無事に呼吸器付きから生還できた上原と、ゲスト(何度か対談させてもらっている作家の方です)を物見遊山にぜひいらしてくださいね。詳細はまた追ってこちらでお知らせします。

今日はココロの病院にVIP待遇(予約なし)で行ってきました。何となく雑談していて今日、『ドンジョバンニ』を見に行く話をしたら「いやー、それはやめた方がいいよ」と言われました。「チケット代が馬鹿にならない」と話したら「そんなに高いの」と感心されました。勧められたのでカウンセリングもついでに受けてみることにしましたが、一応、ぼくは「話を聞くプロ」なので、カウンセリングするというのはどういうのか、楽しみでもあります。カウンセラーの書いた感想など省いたカウンセリング記録をもらうという約束で受けたので、この際ですから、体育大学出でたいしたことのない思考経路ですが、一遍、バカはバカなりにたどってみたいと思います。




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人形町のドンジョバンニ

2012/04/18 00:00
自分の中では昨夜なのですが、実際の時間では14日(土)の深夜だったようです。この日は雨で、いつもの居酒屋のシャッターが下りていて、仕方なく近くのチェーンのファミレスで呑んでいました。量はそんなに呑んでなかったと思います。

それで午後九時半頃に自宅に戻り、何がきっかけというわけではないのですが、大量の眠剤をのんでしまったのです。ここ一年半ほど心療内科に通っていたので、その薬がたまっていたのと、先日もらってきたのがあったので、偶然、手元に大量の眠剤があったのですね。あとでドクターから聞いたら400錠、警察では300錠と言っていたそうです。

自殺念慮は思春期の頃から根強くあったので気にしていなかったし、中学生の頃に何度か自死を試みたこともあったので、「ああ、致死量の薬が手元にたまったな」としか思っていませんでした。そうすると無性に死にたくなり、プチプチと錠剤を取りだしながら「あまり実感ないな」と思いながら、とりあえず数百錠の薬を出して、それを十回ちかくに分けて素早くのみました。

なんというか、インタビューなど話を聞いた人にとても悪いなという気持ち(罪悪感)がいつもあるのと、作品を高いクオリティをもって完成させられない焦燥感、そんなものがないまぜになってしまうときがあるのですね。そこに幼い頃から抱いていた自殺念慮がそうさせるのだと思います。

情けない話ですがその間に、歴代の彼女に連続して電話したのですが、出てくれたのは一人もいなくて(当たり前か)、彼女候補の人が出てくれていろいろと話をしました。結果的には彼女が2時間後に救急隊を呼んでくれたので助かったのですが(最初の救急隊は、ぼくがまだ意識があったので追い返した)、結果的にぼくは意識を失ったまま聖路加病院(自分が本に書いたところですが)に運ばれ、自発呼吸が止まりかけていたのでカニューレ(喉に入れる管)を入れて呼吸器をつけて、そのまま丸二日間、寝ていました。

目が覚めたのは昨日の朝で、丸二日、意識がありませんでした。目が覚めて、カニューレが入っているので話せないでいると、医師が「もう大丈夫でしょう」とカニューレを取ってくれました。胃カメラよりは楽でした。しかし呂律がまわらず、何を言っているのか分からない状態で、ちょっと自分でも困ってしまいました。

とにかく原稿があるので早く退院したいことと、遅れている原稿や約束について編集部に電話させてほしいと医師にお願いしましたが、病室内ではかけられないとのこと。それでロビーに出させてくれといっても、拘束具をつけてベッドに縛りつけられているので放すのはムリだというのです。ぼくは自分がしでかしたことなので仕方なくじっとしていたかったのですが(実はかなり暴れていたようです)、いろいろと電話しなければいけないところ、原稿もあったのでとにかく明日の退院を医師に約束してもらい、なんとか落ち着きました。

実際、こうしたケースでは一カ月程度の入院となるようですが、お気に入りの看護師さんがいるならまだしも(冗談です)、病気ではないしもう治っているので、国民保険料ももったいないですから、今朝、河出書房Aさんにお願いして、迎えに来てもらって退院できました。出迎えの人がいないと退院もできない規則になったそうで、東京に身内のいないぼくはこれからおちおち入院もできなくなりそうです。

入院経費は四日間で18万円少々(国保)。聖路加なので、実際はもっと高くて、これでも安い方だそうです。雑誌の連載がなかったら払えずに映画「ターミナル」(空港で男が暮らす)ならず「映画・ホスピタル」状態になっているところでした。身体のストレスが大きかったのか、入院中に数年ぶりの痛風の発作が併発したため全快ではありませんが、それ以外はカニューレが入っていた喉が少し痛む程度です。今日は快気祝い?に、さっそく赤坂の鮨屋でご馳走になってきました。

明日は新国立劇場でオペラ『ドンジョバンニ』を一人で鑑賞します。数々の女と浮名を流した男カサノヴァ(ドンジョバンニ)が最後は地獄に落ちるというお話。数々の女性に去られた末に自殺未遂した男が退院翌日に見るには、なかなか刺激的な内容はありますが、なんとか臆せず挑みたいと思います。

今の僕ならドンジョバンニのラストシーンくらいは演じられる自信がありますが、これは経験者の自信過剰というものでしょう。明日、痛風で足を引きずって歩いている四〇くらいのメガネのおじさんがいたら、間違いなくぼくですから声をかけてくださいね(お見舞は辞退します)。このブログを読んでいる人はいかないだろうと踏んで書いておりますが。。。もし本当におられたら冗談ですのでどうか放っておいてあげてくたさいね。




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『西村賢太対話集』

2012/04/14 00:00
ぼくと西村賢太さんとの対談が、『西村賢太対話集』に収録されています。
発売は4/19で、他にも石原慎太郎氏、町田康氏、坪内祐三氏などです。

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まだ他の方との対談は読んでいませんが、
ぼくの項はそれなりに過激に面白くなっていると思います。

興味ある向きはぜひ。



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授賞式

2012/04/13 00:00
担当編集I氏から、先月30日にあった雑誌ジャーナリズム賞の授賞式の写真を送っていただいたので貼り付けておきますね。小さな会だったのですが、ガラにもなく緊張して棒立ちになっております。

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これからも頑張ります。




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新刊のお知らせ

2012/04/08 00:00
新刊の予定が決まったのでお知らせしますね。

異貌の人びと―日常に隠された被差別を巡る
河出書房新社 4月20日発売

内容は二十代の頃からまわっている海外ルポの短編集です。
被差別民は中心に、紛争地もルポしています。

表紙はトップページにある通りです。
(まだできていないのですが、だいたいこの通りに出来ると思います)

表紙写真は友人の八木澤高明撮影、
一緒にイラクのロマを取材したときのワンショット。

発刊を記念してイベントも企画しているので、
またこちらでお知らせしますので、どうか楽しみにしておいてくださいね。


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内澤旬子さんとのトークイベント

2012/04/06 00:00
初めての顔合わせでぶっつけ本番だったのでどうなるかと思いましたが、なかなか楽しい会になりました。内澤さんの著書『飼い喰い』の話から、ぼくの故郷の話、果ては出版界の内輪話まで、「カメラや録音が入ってなくて本当に良かったなー」というぶっちゃけトークでした。内澤さんもすごく楽しい方で、リードしてもらって助かりました。

ぼくのこのブログの読者もきてくれていて、ファンの方々ともいろいろとお話できてよかったです。「最近、ブログ読んでると寂しそうですね」と言われたので、「そうなんです、彼女募集中なんです」と言うと、「ハーイ! じゃあ私がなってあげます」と言われたときは驚きました。目の前で彼女候補になられたことがなかったので、とても面白かったです。そう言っていただけて幸せです。ありがとうございます。


あと今月下旬にはぼくの一年ぶりとなる新刊本が出ますので、また詳細はここに書き込みますね。





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雑誌ジャーナリズム賞授賞式

2012/04/02 00:00
先日、雑誌ジャーナリズム賞の授賞式に出ました。

神楽坂にある出版クラブというところであったのですが、二、三十人くらいかなと思っていたら、結構、人がきていてびっくりしました。手持ち無沙汰にぶらぶらしていると、編集者がいろいろと声をかけてくれたので、いつもこういうパーティではぼんやり飲んで、さっさと食って帰るので、まあヒマでなくて良かったです。ニコ動を見た人からはさっそく「スピーチ見たけど、緊張してた」とメールがきたりと、勝手が違う式でした。

式の模様はニコニコ動画で放映されているので、興味ある向きは見てみてくださいね。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv86271369
(生中継は終わったので、お金を払わないと見れないようです)

表彰状は江川紹子さんからいただきましたが、失礼かもしれませんが、とても美人なのでちょっとびっくりしました。テレビで見るのとはまた違いましたね。「あんぽん」が作品賞に選ばれた佐野眞一さんが「賞状なんかもらうの、学校みたいだな」とつぶやいていたのが面白かったです。編集者が自前でやっている授賞式でしたが(参加費一万円)、雑誌ジャーナリズムを盛り上げたいという気概が伝わってくる、とても良い授賞式でした。



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奈良だより

2012/04/02 00:00
奈良にきています。

実は奈良はちゃんとまわったことがないので、いろいろと回りたいのですが、今回も忙しくて回れず。。。今回は下見ということにして、次回は一週間くらいはまとめて来たいと思います。土地勘もぜんぜんないですしね。

奈良では以前に書いたホームレス編集者Kくんが付いてきていますが、これがまた失態つづきで困ったものです。まず奈良での待ち合わせに二時間半遅れできて、その理由が「余裕をもって奈良県に入ったので、生駒のちょんの間に行っていた」。「ちょんの間」というは、性風俗のことですね。これには驚くというよりも、あきれてしまいました。もう真っ暗になっていたので撮影などができず、そのまま奈良市内のホテルに入ったのがもう夜の10時でした。

それから今朝、ビジネスホテルのチェックアウトが10時なので、ぼくも10時にロビーで待っていたのですね。10分たっても出てこないので、「これはもしや」と思って電話してみると、「えっ、待ち合わせ11時じゃないんですか」。取材にきて、ホテルのチェックアウト時間を過ぎる11時待ち合わせなんて1度もしたことがないというのに、意味がわからない。

「じゃあ、延長代金はらって君だけ一時間いてるか」
「いえ、すぐ出ます!」

取材スケジュールもぎっしり詰まっているのに、いったいどうしたかったのか。

「普通、安いビジネスホテルはチェックアウト10時だろ。なんで11時だと勝手に思ってたの」
「いや、まあ11時チェックアウトだろうと思い込んでいたので……」
「そういうホテルに泊まったことあるの?」
「そういえばないですね」
「スケジュール的にも11時出発で間に合うと思ってたの?」
「そういえば間に合わないですね」

結果、副編集者が今夜、合流して交代することになりました。

Kくん、頑張れ!



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トークイベントのお知らせ

2012/03/24 00:00
タイから戻りました。

南部ではバイクに乗ってまわっていたので、
外出が恥ずかしいくらい日焼けしてしまいました。
しかもバイクに乗っていたので、変な焼け方してます。

すでにTOPでお知らせしていますが、
内澤旬子さんとのトークイベントが4/5にあります。
詳細はリンク張っていますが、こちらでも改めて案内します。

イベントは内澤さんの新刊『飼い喰い』(岩波書店)発刊記念イベント。
実は内澤さんとはまだお会いしたことがないので、ぼくも楽しみです。


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イベント詳細

『飼い食い』(岩波書店)の刊行を記念して内澤旬子さんと上原善広さんのトークイベントを開催致します。

内容:屠畜取材を重ねるうちに「肉になる前が知りたい!」欲望が嵩じて、無謀にも「軒先豚飼い」を実践した内澤氏、路地の肉店の息子として生まれ育ち、屠畜、精肉業や酪農を身近に見ていた上原氏。畜産、食肉業が大規模化・機械化される前の光景を通じて、「私たちは、何を、食べているか」について語り合う。

日時:4月5日(木)午後7時〜
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティカレッジ28番教室
チケット:税込1,000円   定員50名
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910


【プロフィール】
内澤 旬子(うちざわ・じゅんこ)
著書に『世界屠畜紀行』(角川文庫)、『センセイの書斎』(河出文庫)、『おやじがき』(にんげん出版)。2010年『身体のいいなり』で講談社エッセイ賞受賞。

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どうしてぼくが呼ばれたのか不審だったのですが、
どうも「牛肉を扱っていた肉屋の息子」だったからみたいですね。

「新刊イベントですか。いいですよ」と二つ返事で引き受けたけど、
実は肉屋のことはあんまり知らない。。。

ただ小さいころからこずかい欲しさに手伝ってきたのは確かなので、
何も知らない人より知っているのは確かだからまあ、いいかなと。

こういう機会はほとんどないと思いますので、
また良かったらご参加ください。



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プーケット便り

2012/03/22 00:00
一昔前まで、タイといえばプーケット。南部をまわってプーケットに行って来ました。前にも書きましたが、いまやプーケットに日本人の姿は皆無。

ガイドを雇ってまわったのですが、互いに片言の英語で話していると、いろいろと話を聞けました。ガイドはディカプリオ主演「ザ・ピーチ」の舞台になったピーピー島で五年働いた後、他の島で一年いてから、プーケット本島でガイド&運転手をしています。36歳、一人娘。プーケット・タウン在住。

「日本人は八年前の津波以降、年々へっていってこなくなった。今回の日本の津波はすごかったけど、あれは東京から近いのか。500キロだったら近いほうだね。プーケットは今は乾期なのでとても忙しいね。朝六時に空港に迎えに行ってから、夜九時に最後の送迎をやったら終わり。毎日これだからとても大変だ。プーケットは今、すごく景気がいいね。

観光客はとにかくロシア人が多くなった。英語も話すしね。いまプーケットはロシア人だらけだ。あとはスカンジナビア人とか。ハネムーンできてるのは、ほとんどが韓国人。中国人はそれほど多くない。もともとプーケットは華人が多く住んでいるところだけどね。それからインド人、イラン人も多くなった。スウェーデン人が少しかな。友達でスウェーデン人がいるんだけど、レンタル・ルーム借りて年に一、二ヶ月だけ暮らして帰って行く。

プーケットの津波のとき、俺は空港の送迎に出ていた。朝九時頃。津波がきたのは午前十時すぎだったから、俺は運が良かったよ。友達で死んだのはいないけど、すごい数の人が死んだからね。

この時期はホテルは高いよ。ユー、どうして今の時期なんかにきたの。五月になるとほとんどのホテルが半額になるよ。まあ、またいつでも来ればいいよ。日本はいつまで雪ふってるの? 今もまだ降ってるところあるのか。すごいね。あと鉄道(新幹線)がすごく速いんだろ。タイの鉄道は遅いからね。1度でいいから乗ってみたいよ」

とまあ、こんな感じでとりとめなく話していました。日本人がたくさんいるリゾートは嫌だ、というこだわりの方は、この機会に日本人の消えたプーケットもいいでしょう。10年前に日本語を覚えた人たちが、片言の日本語で応対してくれます。なんか「日本語を話す年寄りがいる韓国・中国」みたいですが。

世界の勢力争いは、リゾート地を見ていればわかる。。。といえばいいすぎでしょうが、今後は中国客の取り込みがプーケットの明日をうらなうのでしょう。それにしても、中国人はよく見かけましたが、概して行儀がよくなっていたのでちょっと拍子抜けしました。国際的マナーを身につけた中国人は手ごわいですね。

その後、ガイドとは月収の話、タクシン派のバンコク攻防戦まで話がとびました。プーケットには「リゾートの星」として、今後も頑張って欲しいとおもいました。


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タイだよりB

2012/03/20 00:00
タイ南部にきています。

日中はホテルで仕事してから、
バイクで出かけて岬や町をめぐったりしています。
暑いのでバイクに乗っているだけで日焼けてしまいます。

ところで、バンコクは商用の人も多いのでまた違うのですが、
プーケットなどタイ南部は津波以降、
日本人がほとんどいなくなってしまいました。

南部のリゾート地では変わりにロシア人、中国人が多くなりました。
こういう点は、時代の移り変わりを感じます。

以前は津波直後に訪れたのですが、バンコクと同様、
南部も建設ラッシュで新しい建物がどんどん建てられています。

以前はチケットが安いため、バンコク経由でどこへでも出かけていましたが、
もうタイはずいぶん前から、そういう国ではなくなったのだなと思いました。

知り合いの日本人旅行会社も、経営が成り立たずたたんでしまったそうです。
ヒマだったとき、よく雑談しに行ったので残念でした。社長は消息不明です。

ぼくがかつてした旅も、やはり時代に合わせたものだったのだなと思うと、
まったく意識していなかっただけにそら恐ろしく感じることがあります。

これはタイが経済発展したからなので、
タイ国民にとっては良いことなのかもしれません。
ただ個人的には、もう来ることはないでしょう。

今回はそれを確認する旅になりました。
明るい太陽の下、なんとなく寂しい気持ちです。




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タイだよりA

2012/03/16 00:00
今日は広いホテルから、こじんまりしたホテルに移ってきました。

何しろキッチン付きで3DKもあったので、自宅よりも広くてちょっとびっくりしました。ただそんな高級ホテルというわけでもなく、一泊一万円程度です。団地で生まれて育ったこともあり根が貧乏性なので、やっぱり広い部屋は落ち着きませんでした。背伸びしても「育ちがでる」ということでしょうか。いやな言葉ですが、仕方ないですね。

明日からはタイ南部へ移動します。八年前くらいはバイクを借りて走り回っていたので「庭」と化していた地域ですが、もはやすでに忘却の彼方となっています。たしか最後は津波の直後に訪れたのでした。津波以後、日本人は激減したそうですが、今はどうなっているでしょうか。

まだまだ「アジアの勘」は戻りませんが、多分バイクを借りて乗り回せば戻ってくると思います。最近、ちょっと過保護にされていたので、早く野生に戻りたいと思います。原稿は進んでいませんが、頑張りたいと思います。


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『アジアの雑誌』

2012/03/14 00:00
初めに事務連絡ですが、バンコクでの連絡先は携帯08−8873−6654、国番号は66です。

久しぶりのバンコクでは、ちょっとどこかへ行くにも迷ってしまいます。それにすごく暑くて、日中は40度近く、夕方でも35度くらいあります。もうバンコクは10回くらいきているのに、最近はヨーロッパが多かったので、なかなか勘が戻りません。以前まではボロ宿に泊まっていたのに、今はテレビ二台、3DKの部屋に泊まっているので、広すぎてかえって寂しいくらいです。

昨夜はタイで日本語雑誌を創刊した編集Sくんと食事しました。『アジアの雑誌』という雑誌で、バンコクに編集部があり、タイと日本で買うことができます。日本では都市部の紀伊国屋、ジュンク堂などで手に入るそうです。昨年七月に創刊された月刊誌です。ぼくは創刊号と、今出ている最新号を読みました。

アジア関係の雑誌というと、だいたい性風俗案内が主です。『アジアの雑誌』はもちろん性風俗についてもページを割いていますが、ルポルタージュや読み物が中心。連載陣もにぎやかで、有名な人だと岩井志麻子さん、下川裕治さんがいます。連載陣に女性が何人かいるのはとてもいいと思います。タイには日本人女性も多く住んでますからね。

『アジアの雑誌』
http://www.facebook.com/asianozasshi

景気の悪くなった日本ではもう、こうした採算を度外視した雑誌はみられなくなりました。バンコクでやっているから続けられているとのこと。久しぶりに手作りの雑誌らしい雑誌に出会いました。




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タイ・バンコク

2012/03/13 00:00
タイ・バンコクに来ています。

取材は半日だけです。というのも昨年まで体調が悪かったので静養したかったのと、待ってもらっている仕事を片付けようと思ってきました。もちろん一人です(^^)。タイは海外取材のハブ空港として以前まではよく使っていたのですが、まとまった滞在をしたことがあまりないのです。新空港も初めてなくらいで、地下鉄ができたのも知りませんでした。

今日は夜までホテルで仕事してから、バンコクの昔の知り合いで雑誌を創刊した男がいるので、彼と食事する予定です。六、七年前に東京で会って以来なので、楽しみです。あと八木澤キャパから「ネパール人の仕立てたジャケットを取り忘れていたから、とってきてくれ」と言われていますが、できるだけ手は尽くしたいと思います。

ほとんどホテルにいると思うので、あまり書くこともないかもしれませんが、またできるだけ書き込みますね。



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文藝春秋 短期連載最終回

2012/03/10 00:00
月刊文藝春秋が発売になりました。

短期連載「誰も書かなかった同和教育」は第五回・最終回です。
今回は「現在の同和教育」がテーマです。興味ある向きはぜひ。


ところで先日、松山で女性読者と話していると、
「橋下さんの記事もg2で読みました!」と言われました。
ぼくは内心「それは森功さんという人。だけどまあいいか」。

大宅賞も一般的にはあまり有名ではないので、「芥川賞?」と聞かれます。
面倒なので「芥川賞のノンフィクション部門みたいですよ」と答えることもあります。


今回の雑誌ジャーナリズム賞も、ざっと見てみると歴代の受賞記事は、

・大関「琴光喜」が「口止め料1憶円」と脅された!(週刊新潮)

・山本モナ キャスター復帰の夜に二岡智宏選手と消えた「不適切な場所」
(女性セブン)

・広末涼子は「朝帰り」→「タクシーただ乗150km」(フライデー)



なんて微笑ましいスキャンダルも並んでいます。
光栄ですね。

広末さんの記事はそんなに社会的なインパクトはなかったと思うけど、
(モナ・二岡事件はよく覚えていますが)
こうした猥雑なものというのは、どこかで世相を現しているものです。

もちろん社会問題を扱った記事もありましたが、
あえてスキャンダルものを選びました。

スクープでもスキャンダルでも、それは時代そのものなのですね。

それにしても歴代の受賞記事を見ていると、
昔の週刊誌を古本屋から買ってきて読んでるみたいで面白いです。


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雑誌ジャーナリズム賞

2012/03/09 00:00
昨夕、新潮社W氏より電話をもらい、「雑誌ジャーナリズム賞」の大賞を受賞したことがわかりました。

この賞はちょっと特別な賞で、編集者が投票することで決められるものです。ぼくもあまり内実を知らなくて、ちょっと調べてみたのですが、一年間で週刊誌・月刊誌に掲載された記事の中から、優秀なルポについて編集者が投票して決めるものだそうです。

ウィキ 過去の受賞作など
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%A8%E9%9B%86%E8%80%85%E3%81%8C%E9%81%B8%E3%81%B6%E9%9B%91%E8%AA%8C%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E8%B3%9E

ぼくの場合は、昨年暮れに出した新潮45『橋下徹研究』について、大賞を受賞しました。

雑誌畑で書いてきた者にとって、この賞の存在は知っていましたが、時事問題に疎いこともあって、まさか自分が受賞できるとは思っていませんでした。投票してくれた編集者の方々、また読んでいただいた読者の方々に感謝したいと思います。このとき、新潮45はほぼ初という増刷をかけられました。その後、週刊各誌が後追い報道したため、社会的影響はかなりのものになりました。

受賞の一報を聞いたのは、ちょうど昨夕、取材を終えて松山のホテルに戻ってきたときで、これから市内の公民館で講演する直前でした。講演会でも少し触れたのですが、当たり前ですが松山市のみなさんこの賞を知らなくて(^^)、淡々と話を進めました。講演後は熱心な女性ファンの方からサインと握手を求められ、ぼくもファンの方に会う機会はあまりないので、うれしかったです。その後も各社の編集の方々から電話をもらいました。

講演が終わってからは松山の繁華街へ繰り出しましたが、付き添ってくれた編集Hくんが気を利かせて?受賞記念にキャバクラに連れて行ってくれました。しかし、ぼくはこういうところはどうも苦手で、なんとなく緊張して終わってしまいました。残念なような、これでよかったような。まあ、今日くらいはいいかな。

新潮45『橋下徹研究』は、さまざまな方面で影響を及ぼした記事です。しかし、ぼくなりに考えがあって自信をもって送り出した記事だったので、こうして編集者の投票によって決められたのは、この仕事を長年続けてきた者にとって、とても嬉しく思っています。ぼくの意図するところが正しく伝わっているかは未知数ですが、これからもいろいろな人が、いろいろな感慨を抱くような作品を書いていきたいと思います。




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